“オンキョーの『W800BT』イヤホンとしての実力はどうか? “

『W800BT』のサウンドの傾向としては、量感たっぷりな重低音のパワーに加えて、高域も積極的に伸ばす、今、主流なタイプとなっています。特に重低音の沈み込みとパワーは重低音タイプのイヤホンと呼ぶべきほどで、EDMのようなビートを刻むサウンドは空気が唸るような質感をもたらしているのです。高域は派手に伸ばすためJ-POPなどの特に女性ボーカルの声はアタックが付いて、サウンドも聞き取りやすいです。ロックのベースを効かせたサウンドも、グイグイと唸る低音で気持よく聴かせてくれるところが耳に心地よく響きます。『W800BT』を身につけたまま屋外にも出かけてみたのですが、騒音のある環境下でも適度に外部環境音をシャットアウトしてくれますし、電車のなかでも低音を聴けるので音楽性としても文句はありません。ヘッドホンジャックを廃止した『iPhone 7』の登場、そしてアップル自らワイヤレスへと舵を切った『AirPods』の登場でイヤホンのトレンドは大きく変わることでしょう。『AirPods』のトレンドを先取りして高音質も実現したオンキヨー&パイオニアイノベーションズ『W800BT』は、今どきのワイヤレスイヤホンとして大注目となるでしょう。

Leave a Reply