“iPhone7で4K動画60fps対応は凄い!しかしまだまだ問題が・・ “

iPhone6s、iPhone6s Plus、iPhone SEで撮影可能になった4K動画ですが、撮影した4K動画の再生環境はまだ一般的とは言えません。そもそも撮影したiPhoneでは解像度が足りないので4K画質での再生はできず、iMacなどの4K対応ディスプレイで再生して初めてその美しさを堪能できる状態なのです。MacBook ProのRetinaディスプレイでも4K動画を元の画質で再生することはできませんし、12インチMacBookでは4K動画を再生してみると、本体が熱を持ってくるのがわかります。またYouTubeの4K動画を再生しても、読み込みは遅く、カクカクしてしまって映像を楽しむことができないのです。これが60fpsになればさらなる処理速度が必要であり、中途半端なスペックのMacBookでなめらかに再生させるのは難しいでしょう。4K動画は30fpsでもファイルサイズが大きくなり、1分間の動画は約375MBとなります。これが60fpsとなれば動画の容量は単純に2倍の750MBになります。少し長い動画を撮影するだけで数GBの容量が必要となり、iPhoneの空き容量を考えても一般出来ではないことがわかります。さらに言えば、4K動画の撮影は非常に重い処理を伴い、バッテリーの電力を大きく消費します。これも4K動画のデメリットの一つなのです。

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